釈迦十大弟子  
上野にある東京国立博物館で展示された奈良後期の乾漆仏、興福寺の「須菩提像」(国宝)を見て 感激した棟方志功は、釈迦十大弟子の制作を思い立ちました。 「仏に近づきつつある人間の姿を描こう」と初めに十人の弟子を作成し、国画会展に屏風仕立 (六曲一双)で出品するため、左右に文殊、普賢菩薩を加えて12体としました。
昭和15年、国画会展に出品し佐分賞を受賞、昭和30年サンパウロ・ビエンナーレ版画部門で、最高賞 を受賞、翌昭和31年ヴェニス・ビエンナーレでも国際版画大賞を受賞しました。
十大弟子とは・・・釈迦の10人の主要な弟子のことをいいます。経典によって、誰が十大弟子に入るかは異なります。

 
 

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